奈良市の迎賓館として親しまれている「奈良ホテル」。
旅行予約サイトを見ていると、同じ奈良ホテルなのに「本館」と「新館」の表記があって迷ってしまいますよね。
「せっかくの奈良旅行だから、失敗したくない!」
そんなあなたのために、この記事では奈良ホテルの本館と新館の違いを、細かいポイントまで徹底解説していきます。
簡潔にそれぞれの特徴をまとめると…
⚫︎本館
- 奈良ホテルならではの歴史と雰囲気を楽しみたい
- レストランやバーなどの施設をよく利用する予定
- 特別な記念日やハレの日の宿泊
⚫︎新館
- 広い客室でゆったり過ごしたい
- 予算を抑えめに設定したい
- 喫煙ルームが必要
- 静かな環境で過ごしたい
宿泊予定の方はぜひ最後までご覧くださいね。
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奈良ホテル 本館と新館の違い
奈良ホテルの本館と新館、それぞれの違いを見ていきましょう。
基本情報の違い
本館
- 建築年:1909年(明治42年)
- 設計:辰野金吾(東京駅の設計者として有名)
- 特徴:歴史的建造物として価値の高い木造建築
新館
- 建築年:1984年
- 建築様式:吉野建て
- 特徴:モダンな設備と機能性を重視
本館は100年以上の歴史を持つ由緒ある建物で、アインシュタインやオードリー・ヘップバーンなど、多くの著名人が宿泊してきた実績があります。
一方の新館は、伝統的な建築様式を取り入れながらも、現代的な快適さを追求した造りとなっています。
部屋の特徴と雰囲気の違い
本館
- クラシカルでノスタルジックな雰囲気
- 天井が高く開放感がある
- 一部の部屋にマントルピース(暖炉)設置
- 歴史的な調度品や家具
- コンパクトながら趣のある空間
新館
- モダンで落ち着いた雰囲気
- オーク材を使用した重厚な内装
- 機能的な室内設計
- 広々とした空間設計
- ビジネスホテルライクな使いやすさ
個人的におすすめなのは、クラシックホテルならではの雰囲気を味わえる本館です。
特に、オードリー・ヘップバーンが宿泊したことで知られる212号室は、和洋折衷の優雅な空間が魅力的です。
広さと料金の違い
本館スタンダードツイン
- タウンサイド:21.8㎡(40,000円~)
- パークサイド:25.5㎡(46,000円~)
新館スタンダードツイン
- 33㎡(34,000円~)
料金面で比較すると、新館の方が明らかにお得です。しかも部屋が広いんです!
コストパフォーマンスを重視する方は、新館を選ぶのがおすすめですよ。
立地と利便性
本館
以下の施設に近い立地が特徴です。
- メインダイニングルーム三笠
- フロント
- ティーラウンジ
- バー
- ホテルショップ
新館
- 日本料理レストラン「花惣」
- 宴会場
- 中庭に面した静かな環境
また、本館には「パークサイド」と「タウンサイド」という2つのゾーンがあります。
パークサイドからは奈良公園が眺められ、タウンサイドからは庭園が見えます。
ただし、スタンダードツインに関しては、眺望に大きな差はないです。
設備とアメニティの違い
両館に共通する特徴として、大浴場は設置されていません。
その代わり、本館の一部の部屋やデラックスルーム、スイートルームではバストイレ別の設計となっています。
喫煙について
- 本館:全室禁煙(歴史的建造物保護のため)
- 新館:喫煙ルーム有り
- ロイヤルスイート
- クラウンスイート
- 和室
- スタンダードツイン
- スタンダードダブル
タバコを吸われたい方は、新館に宿泊する事をおすすめします。
眺望の違い
それぞれの眺望は下記のようになっています。
本館
- パークサイド:奈良公園の景色
- タウンサイド:庭園の景色
新館
- 全室が中庭に面している
- 落ち着いた和の景観
奈良ホテル 本館と新館どっちがおすすめ?
それぞれおすすめなのはどんな方?というのをまとめました!
本館がおすすめの人
- クラシックホテルの雰囲気を楽しみたい方
- 歴史的建造物に興味がある方
- ホテル内の施設をよく利用する予定の方
- 奈良ホテルならではの体験を重視する方
- 記念日や特別な日の宿泊を考えている方
新館がおすすめの人
- 広い客室で快適に過ごしたい方
- 予算を抑えて宿泊したい方
- 喫煙ルームを希望する方
- 機能的な客室を好む方
- 静かな環境を求める方
奈良ホテル 本館と新館の口コミは?
奈良ホテルの口コミを本館・新館それぞれご紹介します。
実際の利用者の声を参考に、選択の参考にしてみてください。
本館の口コミ
残念だった点
設備が古く、バスルームが狭い。水回りの使い勝手が現代的ではない。
価格帯の割に、スタッフの対応にムラがある。もう少し統一感のあるサービスを期待していた。
確かに本館は100年以上の歴史ある建物のため、現代的な利便性という面では新しいホテルに劣る部分があります。
しかし、それを補って余りある歴史的価値と雰囲気があり、むしろ「レトロな設備」を楽しみとして捉える方も多いです。
サービス面については、近年の人手不足の影響も考えられますが、改善に向けた取り組みが行われているとのことです。
良かった点
まるで大正ロマンの世界に迷い込んだよう。廊下の絨毯、階段、照明など、どこを切り取っても絵になる空間でした。
オードリー・ヘップバーンが泊まった212号室に宿泊。和洋折衷の優雅な空間と、当時を偲ばせる調度品の数々に感動!フロントスタッフの方が建物の歴史について詳しく説明してくださり、より深く奈良ホテルの魅力を知ることができました。
本館ロビーにあるアインシュタインが弾いたピアノや歴史的な装飾品の数々が、まるで美術館のようでした。パークサイドの部屋からの奈良公園の眺めも素晴らしく、朝日に照らされる風景は格別でした。
本館の口コミは、歴史的価値や建築美に関する高評価が圧倒的に多く、特に建物や内装の雰囲気を評価する声が目立ちます。
一方で設備面での不便さを指摘する声もありますが、それを「クラシックホテルの味」として楽しむ方が大多数。
記念日や特別な日の宿泊先として選ぶ方からの満足度が特に高いようです。
新館の口コミ
残念だった点
本館と比べるとどうしても普通のホテルという印象。奈良ホテルに期待していた特別感が薄い。
廊下や共用部分が少し暗く、雰囲気が重たい印象を受けた。
新館は確かにクラシックホテルとしての趣は本館に及びませんが、その分広々とした客室と現代的な快適さが魅力です。
また、全室が中庭に面しており、落ち着いた和の雰囲気を楽しめる点は新館ならではの特徴となっています。
良かった点
本館より手頃な料金で、しかも広い客室に泊まれて大満足!天井も高く開放感がある。和室は広さも十分で、家族連れでもゆったり過ごせました。中庭の眺めも良く、落ち着いた雰囲気が気に入りました。
新館でも本館のラウンジやバーは自由に利用できて、クラシックホテルの雰囲気も十分楽しめました。オーク材を使用した重厚な内装が素敵。新しすぎず古すぎず、上品な空間でした。
禁煙・喫煙の選択ができるのが助かりました。特に喫煙ルームは、他の高級ホテルでは減少傾向にあるので貴重です。
新館の口コミは、コストパフォーマンスの良さを評価する声が多く見られます。
本館のような歴史的な魅力は少ないものの、現代的な快適さと落ち着いた雰囲気のバランスが取れているという評価が大半です。
また、本館の施設も利用できる点や、喫煙ルームの選択肢がある点なども、多くの方から好評を得ています。
特別な体験を求めるなら本館、快適性を重視するなら新館という選択が良いでしょう!
予約前の確認事項
宿泊時期や曜日によって料金が大きく変動するので、複数日程で料金を比較してみましょう。
本館は人気が高く、特に週末は早めに埋まってしまう傾向にあります。
記念日などで本館を希望する場合は、できるだけ早めの予約をおすすめします。
レストランの利用を考えている場合は、事前予約が必須です。
特に人気の「メインダイニングルーム三笠」は、宿泊客でも予約が取りにくい場合があります。
よくある質問 Q&A
- ドレスコードは厳しいですか?スニーカーでも大丈夫?
-
観光地に立地しているため、特別なドレスコードはありません。スニーカーでも問題ありません。ただし、宿泊客の浴衣・スリッパでのレストラン利用はお断りしています。
- アメニティは持ち帰れますか?
-
基本的なアメニティ(シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、歯ブラシセットなど)は持ち帰り可能です。ただし、バスローブなどの備品は客室使用限定となっています。
まとめ
最後にそれぞれ特徴をまとめました。
【本館を選ぶべき時】
- 奈良ホテルならではの歴史と雰囲気を楽しみたい
- レストランやバーなどの施設をよく利用する予定
- 特別な記念日やハレの日の宿泊
【新館を選ぶべき時】
- 広い客室でゆったり過ごしたい
- 予算を抑えめに設定したい
- 喫煙ルームが必要
- 静かな環境で過ごしたい
なお、新館に宿泊しても本館の共有スペースは自由に見学できます。
そのため、予算を抑えつつ奈良ホテルの雰囲気も味わいたい!という方は、新館宿泊がベストな選択となるでしょう。
素敵な奈良旅行になりますように!