北海道旅行を考えている皆さんへ。
広大な景色を思い浮かべて、「車がないと不便かもしれない」と心配していませんか?
次のような疑問をお持ちの方もいるかもしれません。
- 車なしで楽しめるプランを知りたい
- 可能であればレンタカーを借りたくない
- 行きたい場所に車がなくても行けるか知りたい
- レンタカーを利用するか迷っている
この記事では、北海道旅行で車がなくても楽しめるプランと、車がないと難しいプランについて詳しく解説します。
北海道旅行で車なしはきつい?
広大な北海道では、町と町の移動に2時間以上かかることもあります。
車がなくても旅行できるかどうかは場所によりますが、特定のエリアでは車がないと行くのが難しいことも。
私個人の意見としては、どのエリアでも「車があると便利」です。
札幌のように交通網が発達した都市であっても、レンタカーを借りるのをおすすめします。
車を使う方が効率的な理由は次のとおりです。
- 市内でも観光地間の移動に公共交通機関を使うと時間がかかり、訪問先を削る羽目に。
- 札幌を離れると交通の便が悪く、駅やバス停での待ち時間が長くなる。
- 冬は雪の影響で公共交通機関が止まることもある。
- 車なら効率よく移動できる。
札幌市内の観光スポットでは以下の場所があります。
- 羊ヶ丘展望台:地下鉄東豊線「福住駅」からバスで10分
- 白い恋人パーク:地下鉄東西線「宮の沢駅」から徒歩5分
- 藻岩山ロープウェイ乗り場:市電「ロープウェイ入口」から徒歩1分でシャトルバス、バスで2分
車があれば、これらを1日で回ることが可能ですが、公共交通機関を使うとプランを詰め込みすぎてしまい、最悪の場合行きたい場所を削ることになります。
効率よく移動するには、車が最適です。
さらに、札幌以外のエリアでは、バスや電車が1時間に1本ということも多く、JRの乗り換えやバスとの接続が必要な場所もあります。
事前にしっかりと調べる必要がありますが、列車の場合は事故や天候で予期せぬ遅延が起きることも。
北海道で車を使う最大のメリットは自由度の高さです。
好きな音楽を聴きながら、広大な景色を楽しんでドライブするのは本当に楽しかったです!
山道では思いがけない動物に出会うこともできたり、道中の道の駅で食事やお土産を楽しむこともできます。
このような予想外の発見や経験ができるのも、ドライブ旅行ならではです。
北海道旅行には、車での自由な旅が一番おすすめです。
空港から主な観光地までどのくらい時間がかかる?
北海道内の空港から主要観光地までの移動時間を表でまとめました。
空港名 | 観光地 | 所要時間 | 移動手段 |
---|---|---|---|
新千歳空港 | 札幌 時計台 | 1時間3分 | 電車 |
小樽運河 | 1時間50分 | 電車 | |
定山渓温泉 | 2時間25分 | 電車+バス | |
登別温泉 | 1時間35分 | 電車+バス | |
ニセコ | 3時間40分 | 電車 | |
トマム | 1時間30分 | 電車 | |
旭川空港 | 旭山動物園 | 1時間30分 | 電車+バス |
美瑛 青い池 | 1時間 | 電車+バス | |
富良野駅 | 1時間10分 | バス | |
帯広空港 | 十勝川温泉 | 2時間30分 | バス |
トマム | 2時間15分 | 電車+バス | |
釧路空港 | 阿寒湖温泉 | 1時間20分 | バス |
女満別空港 | 阿寒湖温泉 | 2時間10分 | バス |
網走市内 | 40分 | バス |
車がなくても楽しめるプラン
車があった方が良いとはいえ、「車の免許がない」という方もいるかもしれません。
そこで、公共交通機関を利用し、車がなくても楽しめる北海道旅行プランを紹介します。
下記のようなコースは車がなくても楽しむ事ができますよ!
- 札幌のみ
- 函館のみ
- 旭川のみ
- 札幌+小樽
- 札幌+定山渓
- 札幌+登別
- 札幌+ノーザンホースパーク
- 札幌+ウポポイ
- 札幌+洞爺湖温泉
- 札幌+北広島(北海道ボールパークFビレッジ)
- 札幌+函館
- 札幌+旭川
- 札幌+小樽+函館
それぞれを簡単にご紹介します。
札幌のみ
札幌市内は交通網が発達していて、観光スポットが豊富です。
例えば下記のような観光スポットがあります。
・大通公園
市内中心部に位置する広い公園で、四季折々の風景が楽しめます。
夏のビアガーデンや秋のオータムフェスト、冬のさっぽろ雪まつりなど、イベントが開催される賑やかなスポットです。
・さっぽろテレビ塔
大通公園の東端にあり、展望台からは市街地や石狩湾の眺望が楽しめます。
夜景も美しく、特にイルミネーションの季節にはロマンチックな雰囲気に包まれます。
・北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)
美しい赤レンガの建物で、歴史的な雰囲気に浸りながら北海道の歴史を学ぶことができます。
無料で見学でき、敷地内の庭園も散策にぴったりです。
・円山動物園
市中心部からアクセスしやすい場所にある動物園。
ホッキョクグマやシロクマ、アジアゾウなど、様々な動物を見られます。
自然豊かな円山公園も隣接しており、観光の合間にリフレッシュできます。
・北海道神宮
円山公園の隣にある神社で、自然に囲まれた静かな場所です。
季節ごとに見事な風景が楽しめるほか、参拝客や地元の人々で賑わいます。おみくじやお守りも豊富です。
・AOAO SAPPORO
2023年にオープンした都市型水族館。
プロジェクションマッピングなどの最新技術を使った展示が楽しめ、札幌の新たな観光スポットとして注目されています。
これらのスポットを巡ると、札幌の多様な魅力が感じられますよ^^移動には地下鉄やバスを使うと便利です。
函館のみ
主要観光スポットは市電の停留所から徒歩で行けます。
函館には下記のような観光スポットがあります。
・函館山
市内を一望できる名所で、特に夜景は「世界三大夜景」とも称されます。
ロープウェイやバスで山頂まで行けるため、アクセスも便利です。
・五稜郭タワーと五稜郭公園
星型の五稜郭を上空から眺められる展望タワーで、四季折々の風景を楽しめます。
特に春は公園内の桜が見事に咲き誇ります。
・朝市
新鮮な海産物が集まる市場で、名物の海鮮丼やイカ釣りを楽しむことができます。
朝の活気ある雰囲気を体験したいなら、早めの訪問がオススメです。
・ベイエリア
金森赤レンガ倉庫群が立ち並ぶエリアで、ショッピングやグルメが楽しめます。
倉庫を改装したカフェやレストラン、雑貨店などがあり、異国情緒あふれる街並みは散策するだけでも楽しいです。
・旧函館区公会堂
明治時代に建てられた洋風建築で、レトロな雰囲気に浸れます。
歴史的な内装を見学したり、2階のバルコニーから港を眺めるのも素敵です。
・トラピスチヌ修道院
日本で最初の女子修道院で、静かな庭園や教会の雰囲気が素晴らしい場所です。
お土産に人気のクッキーやジャムも販売されています。
・元町エリア
坂道が多いエリアで、八幡坂や旧函館ハリストス正教会など、美しい洋館が並びます。
歴史を感じる建物が多く、歩きながらゆっくりと観光できます。
これらを巡るプランなら車がなくても堪能できます。
旭川のみ
旭川といえば旭山動物園。
旭川駅からバスで15分の場所にあり、車なしでもOKです。
もし「ゴールデンカムイ」のファンなら、動物園からバスを乗り継いで行ける北鎮記念館もおすすめ。
札幌+小樽
札幌からJRで約50分でアクセスできる小樽。
主要な観光スポットはJR小樽駅から徒歩で回れます。
札幌1日+小樽1日で余裕を持って楽しめます。
札幌+定山渓
定山渓といえば温泉。
札幌からの無料送迎バスを使えば車がなくても行けます。
札幌1日+定山渓1日で観光するとゆったりと楽しめます。
札幌+登別
登別温泉は北海道でも人気の温泉地。
無料送迎バスを利用でき、地獄谷も見どころです。
札幌+ノーザンホースパーク
ノーザンホースパークでは引退した競走馬やポニーショーが見られます。
新千歳空港からの無料送迎バスを使えば車なしでも大丈夫。
札幌+ウポポイ
白老駅から徒歩10分のウポポイは、アイヌの歴史と文化を紹介する施設。
札幌と合わせて2泊3日で楽しむのがおすすめです。
札幌+洞爺湖温泉
札幌から車で2時間の洞爺湖温泉。
無料送迎バスを使えば車なしでも行けますが、観光スポットを巡るには車があったほうが便利です。
札幌+北広島(北海道ボールパークFビレッジ)
エスコンフィールドHOKKAIDOを含むボールパークFビレッジは札幌駅からJRで約17分の北広島駅から徒歩19分でアクセスできます。
札幌+函館
函館の主要観光地は市電の停留所から徒歩圏内にあり、札幌と函館の2都市を巡るプランでも車なしで楽しめます。
札幌+旭川
旭山動物園のある旭川は札幌からJRで約1時間半。
札幌1日、旭川1日で最低2泊3日は見ておくのがおすすめ。
札幌+小樽+函館
それぞれ1泊して3泊4日で巡るなら、札幌・小樽・函館の3都市を満喫できます。
観光だけでなく、美味しいグルメも楽しめますよ。
車がないと厳しい旅行プラン
前章で取り上げたエリアのプランには以下の条件が整っています。
- 市内の交通網が発達している
- 目的地が駅から近い
- 無料の送迎バスがある
こうした場所では、車があるとさらに自由度が増します。
たとえば、夏に札幌と小樽を訪れるプランでは、神威岬や島武意海岸にも行く事ができます。
島武意海岸の素晴らしい風景は見逃せません!
また、旭川・美瑛・富良野といった人気のドライブルートをすべて回りたい場合、車なしでは難しいでしょう。
他にも、次のエリアでは車が必要になることが多いです。
- 網走や釧路などの道東や知床方面
- 札幌+ニセコ(神仙沼やふきだし公園)
- 支笏湖
- 松前や江差
まとめ
「北海道旅行で車なしは厳しいか?」という質問については、私個人としては「どのエリアも車があると便利」と答えます。
車を使わない場合でも、以下のような条件が整っているエリアなら効率的に観光できます。
- 市内の交通網が整備されている
- 目的地が駅から近い
- 無料の送迎バスが利用できる
どうかこの記事を参考に、北海道旅行をお楽しみください!