なぜ白菜が結球しない?温度条件や結束対策、しばる対策は意味ある?

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白菜が結球しない 温度条件や結束対策
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冬の定番である温かい鍋料理には欠かせない白菜は、秋冬の家庭菜園で育てたい代表的な野菜の一つですよね。

自家製で無農薬の白菜を育てたいと考える人も多いでしょう。

しかし、育ててみたものの結球しなかったり、霜にやられたりして、期待した収穫が得られないことも少なくありません。

この記事では、家庭菜園を始めたばかりの方でも白菜を上手に結球させ、育てる上での重要なポイントとコツをご紹介します。

目次

白菜が結球しないのはなぜ?

白菜が結球しないのはなぜ?

白菜がうまく結球しないことには、いくつかの主要な理由があります。

結球は、白菜やレタス、キャベツなどの葉物野菜が球形に成長する現象で、これは成長ホルモンが葉の両面から外側へ移動する結果生じます。

結球に失敗する主な原因には、温度の管理不足、害虫の攻撃、そして肥料の過剰供給または不足が含まれます。

種の蒔き時

白菜の種を蒔く適切な時期を見極めることが重要です。

8月下旬までに種を蒔くことが理想的ですが、夏の暑さの中で種を発芽させるのは、特に初心者にとっては困難な場合があります。

種を育苗用ポットやセルトレイに蒔き、涼しい場所で管理することが推奨されます。

苗の植え替え

白菜の苗を植え替える時期が遅れると、結球しにくくなることがあります。

地域や栽培する品種によって最適な植え替え時期は異なりますが、一般に9月の初旬から中旬には植え替えを終えることが好ましいです。

害虫被害

苗が若い段階で害虫に被害を受けると、成長ホルモンのバランスが崩れ、結球が阻害されることがあります。

アオムシやアブラムシ、ヨトウムシ、コナガなどへの対策として、種を蒔いてから結球するまでの間、ネットで防虫することが効果的です。

追肥の必要性

白菜は、秋から冬にかけて追肥が必要な長期間栽培される野菜です。

植え付け時に充分な肥料を与えていない場合は、植え付けから2週間後に追肥を始め、以降2週間ごとに追肥を行うことが推奨されます。

肥料の管理

肥料を過剰に使用すると、白菜の葉が黄緑色になることがあります。

過剰な化成肥料の使用は避け、有機肥料の利用を検討してください。

肥料が不足している場合は、迅速に効く窒素肥料を適量追加し、土壌の状態を向上させましょう。

白菜を自宅の庭で育てるためのコツ

白菜を自宅の庭で育てるためのコツ

白菜の栽培はいくつかの重要なポイントをおさえることで、誰でも美味しい白菜を栽培できますよ!

以下では、土選びから収穫までの白菜栽培におけるアドバイスです。

土と畑の準備

白菜は排水性の良い土を好みます。

水はけが悪いと結球に影響するため、畑を高めにして栽培します。

植え付けの2週間前に苦土石灰、1週間前に堆肥を施し、土をしっかりと耕しておきます。

緩効性の有機肥料を使用した溝施肥が、長期間にわたる白菜の成長には最適です。

種のまき方

正しい時期に種を蒔くことが重要です。

秋まきの場合は8月下旬から9月上旬が適しています。

セルトレイを使用し、各セルに1~3粒蒔いた後、バーミキュライトで覆うと発芽しやすくなります。

温度管理

適切な生育温度は15~20℃です。

寒冷地では保温対策を施してください。

水やりと育苗管理

水分をたっぷり含む白菜には、適切な水やりが不可欠です。

育苗期間中の水やりは、苗の成長に必要な適度な水分管理を心掛けます。

定植

定植の2週間前に土壌を準備し、適切な肥料を施します。

苗を植える際には、十分に水をやり、苗が直射日光を受けないようにします。

病害虫対策

無農薬栽培でも、防虫ネットの使用や定期的な害虫チェックは必要です。

有機栽培では、病害虫予防のためにもみ殻燻炭を使用することが効果的です。

nico

これらのポイントを押さえることで、白菜を上手に育てる事ができますよ!

白菜が巻かずに結球しない場合の解決策

白菜が巻かずに結球しない場合の解決策

白菜を栽培している際に直面する問題点は、期待どおりに結球しないことです。

通常、10月中旬頃から結球が始まるはずですが、その兆しが見られない場合、速効性のある液体肥料を普段の水やりに加えてみることをお勧めします。

白菜が結球するためには、外葉が健康に成長し、十分な光合成を通じてエネルギーを中心部に供給する必要があります。

供給が不足すると、結球しません。

気温が15℃を下回るような地域では、白菜を暖かい場所に移動させたり、縛り始めるなどして寒さから保護することが重要です。

霜害を避けつつ、低温で甘さを引き出すために、最初の霜が降る前に外葉をまとめて縛る処理を行います。

これにより、葉と茎が柔らかくなります。

早生種の白菜は、種をまいてから約60日後には収穫できます。

年末に収穫する予定の場合、特に縛る必要はありませんが、越冬させる場合は11月下旬からこの処理を始めると良いでしょう。

1月には外葉が枯れ始めますが、内部の葉は引き続き成長します。

2月初旬までに必要な分だけ収穫してください。

もし11月に入っても白菜が結球しない場合は、その後の結球は期待できません。

結球しない白菜をリーフレタスとして利用する?と思いつく方もいらっしゃるかもしれませんが、硬く苦味があるためあまりおすすめできません。

その場合、白菜としての収穫を諦め、春まで待って菜の花として利用する方が良いです。

nico

白菜はアブラナ科の野菜です。そのため、白菜の花は「菜の花」の一種となります。

まとめ

白菜栽培を成功させるためには、適切な温度管理、タイムリーな追肥、害虫からの防御、必要に応じて縛る作業が重要です。

近年の農業技術の進歩により、手間を減らすために葉が自然に巻きやすい品種も開発されています。

園芸初心者でも、早生のミニ白菜などの育てやすい品種を選べば、自宅での白菜栽培を楽しむことができます。

適切な品種を選んで、自宅での白菜作りに挑戦してみましょう!

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